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140文字では収まりきらないオタクの自分語り

ライブは不急かもしれないが、不要ではない。

 どうも、1月,2月上旬あらそいで体と心を壊し、新しい体と心に交換せざるを得なかった、りゆやまちです。

 その節は皆様に多大なるご迷惑をおかけしました(謝罪から始まる感想文)

 

 そんなおNewな私は、先日開催された「Re:ステージ! ワンマンLIVE!! Chain of Dream」に参加してきました。

 全通ではなく、1年前、行きたくても行けなかった、ステラマリス公演と、今だからこそ行くしかないと思った、トロワアンジュ公演の2公演のみですね。

 ただ、この2公演には、私が見たかったもの、聞きたかったもの、感じたかったものがたくさん詰まっていました。

 

 今回はそれを絶対に忘れないようにと、記事にしていきたいと思います。

 

 

 

やはり、生のライブは凄かった

 私の生ライブ経験値はミジンコです。小さい箱で同人サークルがやったライブと、横浜アリーナで開催された、少女☆歌劇レヴュースタァライトの3rd Star Liveの2回のみです。この2回のライブも良いものを感じていたはずなんですが、いまいち確信が持てないままでいました。

 しかし今回のライブで、生のライブはやはり良いと思えました。

 まずは、サウンド面。

 普段通学中に聞くヘッドホンからの音源も、どでかいが、マンション住まいなので音量は抑えめのスピーカーからの音源も、家族の車でドライブするときに流すスピーカーからの音源も、会場でこれでもかと言うばかりに大音量で流れる音源には、やはり敵いません。しかも、ライブではキャストによる歌唱という生の音が乗ります。

 勝てるわけがない。

 そんなサウンドに圧倒されて、トロワアンジュ公演のDears...からSinfoniaまでは、ペンライトを振ることも、息をすることさえも忘れ、ただ、胸にペンライトを添え、眼に涙を浮かべながら、歌声に耳を傾けていました。

 ステラマリス公演では1階13列という好位置につけていたので、もっとサウンドの衝撃が凄かった点がありました。それは、重低音です。ステラマリスの音楽には、玉座を支える土台のような重厚な重低音があります。それが、スピーカーからもう響く響く。響いて体が文字通り震えていました。

 

 次に、生の実感。

 「ライブは生もの。生き物である」

 と、多くの人が口にしている気がします。

 そのセリフは生のライブでしか感じられない。そう、思いました。

 CD等の音源や歌唱はレコ―ディンクされたもので、幾度と撮り直しをしながらも、常に最高の状態で撮られたものです。それが、再生機器のエラーや不意の着信が無い限り、毎回同じように再生されます。

 しかし、ライブでの歌唱は違います。 いままで幾度と聞き繰り返してきた音源とは、違うものを感じることが出来ます。息遣いの違い、感情の乗り方。ロングトーンの伸び。マイクが上手く乗らなかった箇所。その違いが、すべて予測ができないものとして、感じられました。

 そして、生き物にとって、はたった一度しかありません。何度も再生したくても、その一度きりなのです。

 私はSinfoniaのCメロの締め。帆風奏が張り裂けそうな思いをさらけ出して歌う「誰か聞いて」と、Realizeのラスサビ前。私の推し、式宮碧音の「誓うから……」が狂おしいほど好きです。この2点を生で浴びたくて、この公演に来たといっても過言ではありません。実際に浴びたSinfoniaは涙があふれてきたし、Realizeは昂ぶりを声にしたい気持ちを抑えつけるのに苦労した。

 そんな2点。本当は何回でも浴びたかった

 でも、ただその一瞬が一瞬だからこそ、私の目や耳、こころには鮮明に焼き付いているし、これを超える一瞬は、もう来ないのだと思う

 そんな一瞬の生が、どうしようもなく愛おしいのだと感じました。

 

トロワアンジュとステラマリスを実際にみて感じた事

 物語上、ステラマリスとトロワアンジュのステージが違う事は分かってはいました。

 ですが、実際に見て改めて感じた事があります。

 まずはトロワアンジュから。

 結論から言うと、トロワアンジュはストリングスです。

 今回のライブでは、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三重奏が、開幕と幕間にありました。この生演奏は、実にこころに響くハーモニーを奏でていて、私も感動しました。

 そして、この三重奏はトロワアンジュそのものだと思いました。

 3人それぞれが、その箇所に最適な楽器に分かれ、ハーモニーを生み出す。そのハーモニーで、私達ファンを包み込んでくれる。これがトロワアンジュのパフォーマンス。そう思いました。

 対して、ステラマリスは来たファンを新参古参関係なく導いてくれる

 私のライブ経験値はミジンコです。

 ライブってどう盛り上がればいいんだろうか? よくわかっていません。

 しかし、ステラマリスがステージに立ち、パフォーマンスをした瞬間、私はやるべきことを感じ始めました。ペンライトを振り、適宜クラップを入れ、感情が昂れば跳ぶ。いつの間にか体が動くのです

 すこし慣れてきて、キャストの動きにも注目できるようになり、冷静にこの状況を把握しようとしました。そして、私は気づいたのです。

 パフォーマンスに煽りが入っている。私はステラマリスに導かれるがままだったんだ……

 でも、その状態が自然と楽しいと感じられて、私はステラマリスに付いて行く、付いて行く、付いて行く……

 DESERT BLACK FLOWERでは遂にジャンプしてました。

 ジャンプはやめとこうって思っていたのに……

 でも、推しのソロ曲だからね……

 

マジで熱いリメンバーズ達

 私が度肝を抜かれたのは、ユニットだけではありません。そこに参加していたファン、リメンバーズ達にもです。

 ここからは、このライブに参加したリメンバーズ達のお話です。

 

 これはステラマリス公演の時に感じた事。

 私はステラマリス公演では1階13列というかなり好位置につけていました。そこからさらに前の最前列は、最前線でした。

 ペンライトの振りの大きさとキレ、誰よりも高く跳んでやるという意思が見え隠れするジャンプ。さらには、振りコピをする人まで……

 ステラマリス公演最初の数曲は、ステラマリスだけでなく、そこに参加する熱いリメンバーズ達にも衝撃を受けていました

 そんな、ステラマリスに導かれ、熱く燃え上がった人たちが放つ思いは、コールしたい。でも、できない。だからこそ、今できる盛り上がり方で全力で上がる。

 そんな思いを私はひしひしと感じ、遂にはコールの幻聴が聞こえていました

 最初は、コール無しでサウンドに耳を傾けようと思っていたのに、コールを求めている自分がいる。コール込みでライブのサウンドなんだ。そう考えを改めました。

 

 ライブが終わり、私は仲が良い凄いリメンバーズ*1と待ち合わせをし、少しの間、ライブの感想をぶつけ合いました。

 本当は、もっとたくさんの方々と、同じ釜の飯を食いながら、夜が明けるまで語りたかったのですがね……

 でも、終わった直後に、凄いリメンバーズと感想をぶつけ合えたこと。最高でした。

 もっと会いたい人がいる。また今度っていいよね。

 次はもっと良くなるはずだし、何より未来に満ち溢れている

最後に

  私は延期決定から今までの間、リステに対する情熱を何度も失いかけていました。

 それでも、このワンマンライブだけは絶対に行くんだと、強い意志を持って、なんとかリステに対する情熱の火種を大切に持ち続けていました。そんな火種が、大きな情熱の炎になったのが、このワンマンライブでした。

 もし、リステに対する情熱を失いかけている人がいたとしたら、次のリステライブまで、火種を絶やさぬようにして欲しい。そして、その火種を、次のリステライブに持ち込んでください。そしたら、その火種は大きな炎となって燃え上がるでしょう。

 そうやって、Re:ステージ!は続いていったと思うし、これからも続くのだと思います。

 

 ライブ翌日。普段通り大学に通う電車のホームで、ふと、こんな事を思いました。

 「昨日は、本当に夢のような日だった。すごくリアルで心地よい夢だった」

 そして同時に、

 「この夢を糧に、今日から頑張ろう」

 今回のライブでかけられた夢の橋は、また次の夢へと続いていくことに、期待をしたい。

 

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*1:同じ式宮碧音推しで凄い人。マジで凄い